ぬちぐすい日記 vol.2 竹富島
ぬちぐすいのオーナー、林育夫です。
10月から始まった私の沖縄ブログ。
うちなー(沖縄)リズムでゆるゆる連載していきますので、ゆっくりお楽しみください。
第二回も、前回に続き、竹富島の話です。
竹富島の人口は約350人で、戸数は約170戸と言われていますが、この島に人口の何倍もの人々が集まる祭りが、毎年、一度、行われます。
種子取祭(たねどりさい)という、農作物の豊作を祝い、来年の豊作を祈る祭りです。
島出身の人々が全国から島へ里帰りし、さらには観光客がどっと押し寄せます。
旧暦9月の庚寅(かのえとら)と辛卯(かのとう)という決まった日に行われるので、新暦だと、年ごとに開催日がかわります。今年の場合は10月20、21日、終わったばかり。
600年の伝統があり、国の重要無形文化財に指定された貴重な祭りで、島の聖地である御嶽(うたき)で行われます。
神事で始まり、2日に渡って、朝から夕刻まで奉納芸能が次から次へと披露されるのですが、さらに1日目は夜通し、集落内の家々をまわる行事もあります。
竹富島の宿は祭りを一目見ようと一年前から予約している人もいるほどで、なかなか予約が取りにくい状況です。
もちろん石垣島から日帰りで連日、島に通う人もおり、特別に船の臨時便も出ます。
しかし、夜通し行われる行事は、宿に泊まらなければ、体験することができません。
祭りに行きたいと思われた方は、来年の日程を調べて、今すぐにでも宿を予約してくださいね。