ぬちぐすい日記 vol.6 西表島

ぬちぐすいのオーナー、林育夫です。

前回が西表島シリーズの最終話の予定でしたが、もうひとつ、お伝えしたいことがありますので、今回は「おまけ編」をお届けします。

当店の新メニューとして、新年から「リュウキュウイノシシのタタキ」が登場しました。西表島から届いた新鮮なリュウキュウイノシシは大変貴重な食材で、低温で調理したタタキはジューシーな味わい。登場そうそう、大評判です。

 

東京はもちろんのこと、地元の沖縄でもなかなか手に入りづらい珍しい食材なので、この機会にぜひ味わってくださいね。

みなさんは、リュウキュウイノシシのこと、ご存知ですか？

リュウキュウイノシシは日本本土のイノシシと違って、豚と混血していない原種であるため、小型なのが特徴です。味に臭みはなく、南西諸島の奄美大島、徳之島、沖縄本島、石垣島で生息していますが、なかでも西表島のリュウキュウイノシシは美味だといわれています。

臭みがないのは、鉄砲ではなく、罠猟で捕獲するので、猪肉に血が残らないためです。

猟は基本的に11月から2月にかけて行われます。主流はハネ罠猟といい、イノシシの足をくくる箇所は金属製のワイヤーですが、跳ね上げ棒などその他は、仕掛ける山中にある木片を使います。

西表島のジャングルで育った野生のリュウキュウイノシシはドングリなどを食べて育つので、オレイン酸を多く含んでいます。オレイン酸は健康や美容にも効果のある脂肪分です。また、疲労回復や新陳代謝に効果のあるビタミンB群も豊富です。

イノシシ肉は、西表島の食堂や居酒屋では、タタキはもちろん、チャンプルー、ラフテー、イノシシ汁などでいただきます。

低カロリーで高タンパクの滋味を、ぜひぬちぐすいで。

お待ちしています。